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NEWS

日本代表 男子

コメントで振り返る「FIBA 3×3 アジアカップ2017」
~大会総括に代えて~

2017年11月30日

(協力:バスケットボール・キング)

「目標は優勝」もベスト8敗退

 今シーズンのラストを飾る「FIBA 3×3アジアカップ2017」が、10月27日から29日にかけてモンゴルの首都ウランバートルで開催された。
 今回、日本代表に選出されたのは小松昌弘(RBC東京/DIME.EXE(PREMIER.EXE))、比留木謙司(三遠ネオフェニックス/TRYHOOP.EXE(PREMIER.EXE))、落合知也(リンク栃木ブレックス/BREX.EXE(PREMIER.EXE))、川内滉大(履正社医療スポーツ専門学校)の4名。
 岡田卓也 選手育成コーチは、「これまでは2ガード・2ビッグだったが、今回は1ガード・3ビッグの構成で臨む。国際大会では、相手にオフェンスリバウンドを取られてセカンドショットで点数を取られてしまうことが多い。それに対応するために日本もサイズアップして、(リバウンドを)取れないまでもこぼれ球を拾えるようにしたい」と解説。日本代表の将来像をにらみ、サイズでどうしても劣る日本がどのような戦いを見せるかのかも注目だった。
 本大会は2020年の東京オリンピックの正式種目に決まってから日本代表チームとして初めて臨む大会だ。それだけに、「目標は優勝」とチーム4人が異口同音に語っていた。

 予選プールCに属した日本は、大会初日、まずバーレーンと対戦。大会前、相手チーム、選手の情報がまったくと言っていいほどない状況での対戦となったが、日本代表は試合開始から激しいディフェンスを展開。一度もリードをされることなく、17-10で初戦を突破した。快勝と思われた内容だったが、選手たちは反省を忘れなかった。「シュートの確率が悪かった。確実にノックアウトして次戦に臨みたかった」と、落合が振り返る。

 迎えた第2試合、地元モンゴルとの対戦でその不安は現実のものになる。出だしからチャージング覚悟で飛び込んでくるドライブを受けてしまい後手を踏んだ日本。一方、モンゴルはホームの大声援に後押しされ、攻防で日本を圧倒した。「相手のファウルの数を増やすことはできたが、自分たちは相手の勢いに飲まれてしまった」(落合)。さらに「我々のスカウティングの裏をかかれたプレイもあった」(比留木)と、日本対策も行っていたモンゴルに完敗。日本は予選を1勝1敗の2位で決勝トーナメントへコマを進めた。

 大会3日目に行われたカザフスタンとの準々決勝は、落合がオープニングショットをきっちりと決め、好調な滑り出しを見せた。日本は前日の練習で確認したセットプレイを小気味よく決めて点数を重ねていくものの、対するカザフスタンは強引とも思えるドライブで対抗し、日本についてくる。
 しかし、中盤以降、流れはカザフスタンに傾く。「審判のジャッジに対応できず、序盤に余計なファウルを犯した影響で、大事な場面でハードなディフェンスができず、相手の勢いを止められなかった」と、落合が試合後に振り返ったが、カザフスタンはドライブからのパワーレイアップで確実に加点して逆転に成功。日本はその後の2ポイントシュートがことごとく決まらず、次第にリードを広げられてしまう。結局、15-21とノックアウト負けを喫し、日本は本大会を終了することとなった。


チーム強化、今後の課題

~ベスト8で終わった結果を受けた4選手のコメントから、今後の強化の課題を探る~

#19 比留木謙司

「スペースを広く取って、そこからオープンスペースに飛び込んだり、相手の裏をかいて2ポイントシュートを狙うのが日本のスタイルだが、あまりにもシュート確率が悪すぎた。また、試合の中で波に乗れた選手が少なかったのも痛かった。1人で15点も取れるわけではない。リズムに乗っても7、8点を取れればいいほうなのだから、波に乗った選手がもう1人必要だった。対戦相手が日本のサイズの小ささやフィジカル的に弱い部分を狙ってくることは予想できていたが、それに対する準備が十分でなかったかもしれない。敗因はいくらでも挙げられるが、負けたことについては申し訳ないし、率直にふがいない思いだ」


#70 小松昌弘

「結果として練習が足りなかったと言わざるを得ない。『もう少しできたはず』『ああすれば良かった』と反省は尽きないが、それができなかったのは練習が足りなかったから。特に3×3は阿吽の呼吸であったり、アイコンタクトだけでコンビネーションプレイができるようになる必要がある。フィジカル的に弱い日本であればなおさらで、まだその域までチームを高められなかったということ。10分間という短い試合時間の中で、最初の3分でどれだけ相手と審判にアジャストできるかが大切で、そういった部分も強化していく必要があると感じた」


#17 川内滉大

「すごく悔しい。チームで勝つ、結果を残すことが今大会の目標だったので、もっといい結果を出せたのではないかと思う。チームとしてやろうとしていたことは4人で明確にしていたが、個人的にチームでの仕事、役割である、2ポイントシュートを決めきことができなかったことが一番納得できない部分だ。でもその一方で、身長のハンディをコンタクトプレイで補えるフィジカルを高めたり、海外のチームがしているように弱い部分を攻められないようにうまくローテーションしたり、サイズが小さい選手が機転を利かせて、ポストアップされないようなポジショニングをするなど、自分にとってはいい勉強ができたと思っている」


#91 落合知也

「非常に悔しい。大会を通して感じたのは、スタッフの指示をどれだけ完全に遂行できるかが大切ということ。これを4人の共通認識の中で互いにやり抜けないと国際大会では勝てない。これは経験というより、一人ひとりの意識でできることで、それを徹底できなかったのは事実だ。カザフスタン戦にしてもファウルをマネージメントできなかった。審判の笛に対応し、ファウルの数をコントロールして、終盤の大事な場面で有効なプレイが選択できなかった。まだまだ突き詰めていかなければいけないことだと思う。今大会で優勝したモンゴルは自分たちとサイズ的にもさほど変わらず、プレイスタイルも似ているだけに、非常に刺激を受けた。今後は危機感をもって3×3の活動に臨んでいく」


優勝したモンゴルは、シーズンを通してほぼメンバーを固定して強化を図っている。また、オーストラリアやニュージーランドという5人制バスケットボールの強国もオリンピックの正式種目に決まったことで強化を進めてくるだろう。世界に目を転じれば、ヨーロッパ勢は高いスキルと戦術を持って世界をリードする存在であり、アメリカ勢もそれを追っている。今回の結果を財産と捉え、世界に追随すべく、チーム強化を進めていかなければならない。

【日本代表結果】
●予選リーグ/プールA(10月27日)
・日本 17-10 バーレーン
・日本 16-21 モンゴル
※予選リーグ2位で決勝トーナメント進出

●決勝トーナメント/準々決勝(10月29日)
日本 15-21 カザフスタン

【最終順位】

順位  チーム 試合数  勝数  勝率 平均得点 総得点
 1  モンゴル  5  5  100%  20.4  102
 2  ニュージーランド  5  4  80%  19.4  97
 3  オーストラリア  7  5  71%  18.9  132
 4  カザフスタン  5  3  60%  19.8  99
 5  中国  3  2  67%  18.7  56
 6  チャイニーズ・
タイペイ
 5  3  60%  18.6  93
 7  キルギスタン  3  1  33%  16.7  50
 8  日本  3  1  33%  16.0  48
 9  インド  4  1  25%  17.5  70
 10  カタール  2  0  0%  16.0  32
 11  スリランカ  2  0  0%  15.5  31
 12  バーレーン  2  0  0%  10.5  21
 13  マレーシア  2  1  50%  15.5  31
 14  レバノン  2  0  0%  16.0  32
 15  トルクメニスタン  2  0  0%  7.0  14